フランスでリバ剣

しばらく離れていた剣道をフランスでこっそり再開しました

中心を攻め続けろ

近頃、仕事が忙しいのと妻に怒られないように娘をお風呂に入れてから稽古に行くので、いつも遅刻してしまう。

 

今日はギリギリ準備体操中に飛び込めた。

 

先日の中心を割る面を意識しながら稽古。

上手くいくこともあれば、乗られることもある。

 

ただ気になるのが、この打ち方だと面金を打つような当たり方になることが多い。

竹刀を取っ替え引っ替えできる日本と違ってここはフランス。

 

最寄りの武道具店は100キロ以上離れたパリ(笑)

そして竹刀は日本円で一万円近い。

 

竹刀へのダメージが心配になる稽古でした。

 

そして迎えた地稽古。

 

私は地稽古では表攻め、裏攻め、下攻め、少し手元を上げる、、、といったようになるべくバリエーション多く攻めを試すようにしている。

 

逆に言えば、ひたすら中心をジワジワ攻めるような動作はあまりしない。

 

そこを今日は先生に指摘された。

 

曰く、

剣先を外しすぎるような攻めは、上位の先生には通用しないから改めた方が良い、と。

 

次回はから中心を攻める割合を増やしてみよう。

 

 

片手横面

片手横面、好きなんですよね。

 

高校の時に、私の高校へ出稽古に来てくれた自衛隊の先生から教えてもらった技。

 

派手さが好きで、使い続けています。

 

今日は稽古で決められてニヤニヤしていました。

 

誰にでも使う訳ではなく、

先生や怖い先輩は論外。

仲の良い同格者と優しい先輩にしか使いません。

 

攻めると表よけをする人、体を引いて余す人に打ちやすい気がします。

 

私の打ち方は、やや遠間から相手の剣先をバチン!と表から張るようにして一歩攻め、間髪入れずに片手横面を打つことが多いです。

 

昔はまっすぐ振り上げる軌道で練習していましたが、最近は少し回し気味に振り上げています。

 

相手を居付かせて打つ技なので、多少オーバーな方が決まりやすいと感じるからです。

 

左手をほんの少し、柄の上側にスライドさせた方が力強く打てるような気がします。

 

若い時は、夜に自宅の庭や近所の公園で片手横面の空間打突の練習をしました。

 

フランスでそんなことは出来ませんが、春の夜に桜を見ながら、夏の夜に公園でイチャイチャするカップルを尻目に、冬の夜に流れ星を見ながら、独りで稽古していたのは良い思い出です。

中心を割る面

先日の竹刀の握りを稽古で試してみた。

 

慣れないからか、左手が痛くなるw

そして、左手の力が増えた分、右手が遊ぶ気がする。

 

右手の親指に力を籠めて、ちょっと微調整。

 

そんなこんなをしていたら、出鼻面の稽古になった。

出鼻面は、踏み込み小さめで竹刀を振り上げずに、構えた手をそのまま上に持ってくるような軌道で打っていたんだけど、焦ると右手でかぶせるような打ちになってしまうのが悩み。

 

そこで、踏み込みはそのまま左手を前に押し出すように竹刀を振り上げて打ってみた。

 

すると、ガッシャーンと相手の中心を割るような面が打てる。

面を打った後は両拳を相手の中心に押し込んでくるように体当たり。

 

これはアレだ、地稽古で相面をひたすら繰り返させるタイプの先生が打つ面だ。

下手に出小手や返し胴なんぞ打とうもんなら、エンドレスに相面地獄になるパターン。

 

お相撲してるんすか?

 

と言いたくなるくらいグイグイ押し込んでくるやつ。

 

この技は踏み込みを小さくしてる時点で、先生はこちらに打たせる気なんてサラサラないのである。

「ちゃんと中心を取って打ってこい!!」

と言われればアホな学生だった私は何度でも飛び込んで面を打ちに行く。

 

先生は小さく踏み込み、手元を上げずに腰を入れて中心を割り込んで打ってくる。

 

いくら飛び込んで打っても打ち負ける訳なのでる。

 

小手をつけた握りと左手の位置

小手をつけると竹刀を横から握ってしまう。

 

自分の稽古の動画を見ていて気がついた。

 

取り敢えず、ネットで調べて親指を小指側に引っ掛けるようにして小手を放置。


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何日か置いてから小手をつけてみると、うん、右手はいい感じ。

 

しかし左手がまだ少し横を向く。

無理に竹刀を上から握ると手首が痛くなる。

 

色々考えて、左手の位置を少し前に出してみる。

これまではヘソから拳1つ分、空けて前に出していたのを拳1つ半へ。

 

まだ左手は少し横を向いているが、左脇が自然に締まる感じがする。

 

結構いい感じかも。

 

「脇を占めろ〰!!!」

と学生の時に言われたけど、もしかしてこういうことなのか。

 

稽古が楽しみ。

夏はオフシーズン

夏と言えば稽古が大変な時期。

 

道場は蒸し風呂、学生の夏休みには特別メニュー。

極めつけは夏合宿。

 

稽古終わりに仲間と居酒屋で飲むビールは最高。。。

 

そんなイメージですよね。

 

ところが、フランスでは夏はオフシーズンとのこと。

バカンスシーズンは体育館が閉まってしまう為、らしい。

※中には稽古を続けている団体もあるかもしれないが

 

フランスのバカンスは8月に3週間、家族と旅行等を楽しむという人が多いんですが、

皆本当にバカンスを楽しみに、特別視しています。

 

会社の同僚に話を聞くと、今年のバカンスが終わったらすぐに来年のバカンスの計画を立て始める人もいるらしい。

 

そんな時にスポーツや剣道なんてやってられない、ということなのでしょう。

 

部活があるから遊びにも行けない日本。

夏は遊び最優先で家族とバカンスを楽しむフランス。

 

どちらが良いのか??

フランスの剣道クラブへ行く

所属している剣道クラブは人数10人以下の小さなクラブです。

 

先生の号令で、基本稽古をしてから地稽古をするという部活のようなスタイル。

リバ剣にはありがたいです。

 

素振りも日本ではほとんどやったことがないようなものもありますが、楽しく取り組んでいます。

 

 

クラブの剣風は所謂、正剣。

中心を取る攻め合いや、合面での勝ちを重んじるスタイル。

 

それでいて割と自由な?風土もあり、メンバーが急に上段をとってみたり。

ある日突然、下段からガンガン突いてきたり。

 

正剣に重きを置きながらも、皆一生懸命、剣道について考えて試行錯誤を繰り返しています。

 

そんな中で楽しく剣道をしています。

 

自己紹介

2023年4月からフランスに出向してきた、30代のサラリーマンです。

 

剣道歴は中学から大学まで剣道部

(どれも弱小w)。

 

社会人になってからはたまに剣道サークルで稽古をする程度。

 

段位は二段です。

 

日本にいた頃は、出張に次ぐ出張、そして行く先々で酒場放浪記ごっこをしていたので、赴任前の健康診断で腹囲と肝臓が引っかかる。

 

せっかくフランスに来たのだから、美味しいご飯を楽しむ為にも運動しよう、ということで、フランスでも剣道を続けることにしました。

 

たまたま同じ市内に剣道クラブがあったので、入門し稽古をしています。

 

そんな私の、剣道の記録。